つい考えてしまったこと

書きかけの長編の関係で、師匠が孔明として書の世界に存在しつつも、花があの書の人物になるという設定がほしくなりました。
それにはすでに決着が付いてある程度シーンだけは書きかけですが、ついふと、別の設定が思いついたりしてます。


花があの世界の人間になるとしたら、孔明の妹というのも何かと面白そう……。
孔明の実妹でもいいけれど、父親の後妻の連れ子であれば何かとよさそうだ。

ん？この設定のヒロインを、どこかで聞いたことあるような……。
……大丈夫。亮君時代もほしいから(亮君ろちびっこ花のじゃれあいがみたい）、ヒロインが大学生になってから再婚した母親の相手に、４人の子がいたというわけじゃない。（拙宅お取り扱い１８禁乙女ゲーの片割れのこと）
（それより前に、そもそも亮君時代に父親が亡くなっているので不可能だった）

小さな時に母親と一緒に諸葛の家に入って、実の子同様に可愛がられていたから、前妻の子供である兄たちとは血のつながりがないことをある程度の年齢まで知らなかった、とか。
実妹だとしても、ラブレボの兄のようにルートがあれば孔花的には問題なし。（あれもあれで色々問題ありな気もするが）

以下はそんな思いつき設定をもとにした考えをつらつらと記事にしてしまったものだから、兄妹設定は苦手、という方はご遠慮ください。
孔花は師弟でなんぼ、という方もご遠慮ください。
孔花捏造設定、どーんとこい、という心の広い方で興味を持ってくださる方、よろしければ続きをご覧ください。

　幼い時に、父親（花にとっては義父）を亡くす二人。
「……兄上。どうして、あの父上を殺せるような人たちがいたんでしょうか……？」
「……どうしてだろうね……」
　そして二人は乱世の世の中がどうにかならないかと、幼い頃の絶望から願うようになる。
　それがなくならなければ、次々に大事な人を殺す誰かが現れるだけだとその高い才能で幼いながら悟れただけに。

　それから九年後、研鑽を積み成人した亮は孔明という字をつける。
　数多の仕官の誘いを断り続けるが、その才は広く知れ渡り伏龍という呼び名もつけられる。
　尚も周りの存在がわずらわしいと思い始めた孔明は、時がくるまでと、段々娘らしくなってきて男の関心を引きはじめた花と一緒に山の中の草庵にこもってしまう。
　二人は清貧ながら穏やかな生活を暫し送るが、時は訪れる。
「兄上。劉玄徳様がこられるの、これで３回目ですよ？」
「ん～、もうそんな頃合か。どうしようかなぁ」
「……何を珍しく、迷ってるんですか？」
「珍しくって、失礼だなぁ。……だって、劉玄徳に仕官したら、当分花とも会えなくなるんだよね」
「どうしてですか？」
「劉玄徳の星は戦乱の真っ只中だ。落ち着くのは当分先。落ち着いたとしても、新興勢力だから周りに対して常に危険にさらされる。そんな人物の傍にまで君を今までのように連れてはいけないし、僕だって離れることはできないだろうし」
「…………もういいです。兄上が行くの嫌だというのなら、私が行きます！！」
「えっ、花！？」
　自分がいるから兄の志を妨げるというのなら、自分が兄の志に適うところにいってやる。
　安全のためだとか言われて、兄だけを一人危険な場所に行かせるよりずっといい。
　半切れの花はそう決意してしまう。
　最初は慌てた孔明も、自分につき合わせて大分世間知らずな妹を、少しは命の危険がない程度痛い目を見せる必要もあるかもしれないと、暫く距離をおきつつ見ていることに。
　しかし意外に才能を発揮させ始める妹がますます玄徳軍の中で必要とされつつあるのを見て、しかも周りには花に対して淡く想いを寄せ始めている男が数多く出現し、これ以上花が根をあげるまで一人で放っておけまいと兄も劉玄徳に仕えることを決める。

　この後は攻略キャラが本編以上に堂々と手ごわい伏龍の邪魔にあいつつ、最後には花の天然という最強の壁が立ちはだかるが、それを乗り越えて花を射止めるでもよし。
　血の繋がりはないけれど、実質兄妹同然なことで、孔明が葛藤してくれるもよし。
　義兄妹ものは大好物。
　実兄妹の禁断もので葛藤してくれるのも結構好物。


……誰かこういう話、書かないかなぁ。
……だめだ。本編からかけ離れた設定すぎて、見たいなら自分で書くしかない……。orz
その場合、絶対義兄妹葛藤ものばっかり、のりのりで書く自分が目に浮かぶ……。

一応、史実の諸葛孔明の兄弟についてネットで調べてみましたが、いたのは妹ではなくて姉でした。
……私、漫画「諸葛孔明ー時の地平線ー」の影響で、孔明にいるのは妹だとばかり思ってた……。orz
まあいい。世の中には「捏造設定」という便利な言葉があるし、問題なし。（おいおい）